2018.08.10お盆商材「ささげ」「赤がら」入荷してます!
もうすぐお盆ですね。今回は、当市場に入荷中のお盆商材「ささげ」、「赤がら」についての情報です。
皆さんは「ささげ」、「赤がら」と聞いて、どんなものか、お盆のときにどのように使うものであるかすぐに思い浮かびますか。
「ささげ」とは見た目はインゲン豆にそっくりなものの、インゲンよりも細長いことが特徴です。その長さは、インゲンの4~5倍にもなります。中に16粒の豆が入っていることから「十六ささげ」とも呼ばれ、お盆の時期になると、お供え用の飾りの1つとして利用されます。お供え物の飾りに「ささげ」を使う理由は大きく2つあります。
①キササゲの実にそっくりでその代用として使われるから。キササゲの木は、天に届いてしまいそうなほど高く育つため、お盆に天国から戻ってくる仏様にとって格好の「依り代」となる。
②お盆が終わり、仏様が帰るときに使う「杖(つえ)」やお土産を背負う「荷造り用のロープ」に使えるほど丈夫であるから。
また、「ささげ」は料理にも使えます。食感は、シャキシャキとしておりインゲン豆に比べると少し硬いものの、インゲン豆と同じ食べ方(煮物、炒め物、天ぷらなど)ができます。インゲンとは違った味わいがある豆です。お供え物としてだけではなく、食材としても活用してみてください。
「赤がら」とは里芋の赤い茎のことで、アクが少ないため、アク抜きをすることで食用にできる「赤芋茎(あかズイキ)」です。こちらはお盆の飾り用としても使われますが、主にはお供えものの料理に使います。三重県では盆汁(ぼんじる)という郷土料理に具材の1つとして赤がらを入れて作り、仏様にお供えするそうです。また、お盆の時期に茹でた赤がらを酢のものや漬物にして食す風潮もあります。近年では、栽培に手間がかかることからスーパーでも見かけることが少なくなり珍しい赤がらですが、もし見かけた際にはお家でお盆のお供えものとして調理してみてはいかがでしょうか。
販売形態は以下のとおりです。
●「ささげ」・・・3kg箱(3本束×30束入り)
●「赤がら(農協出荷もの)」・・・8kg箱(800g束×10束入り)
●「赤がら(個人出荷もの)」・・・5kg束
(品目) | (入荷時期) |
---|---|
ささげ | 7月25日~8月11日頃まで |
赤がら | 8月3日~8月11日頃まで |
担当:野菜1課 浦山