新入社員の産地研修を行いました!
2023年4月7日、新人研修の一環として産地研修を行いました。
今回は糸島市内の生産者様を3か所訪問し、生育時の工夫など様々なお話を伺いました。
①久保田農園
まず最初に久保田農園さんを訪問しました。
久保田農園さんは糸島と大分にある圃場にて、ハーブ類をはじめとする珍しいお野菜を生産されています。
出荷先は当社を始めとし、東京や大阪、名古屋など日本全国で、レストランが主な納品先です。
久保田農園さんの特徴は納品先によって異なる細かな指定にもきっちり対応される点です。
通常の青果物であれば主に産地で決められた規格に基づいて出荷されますが、
久保田農園さんでは納品先が希望する葉の大きさにも1センチ単位で対応します。
これはレストランが一皿一皿どう魅せるか工夫しているから発生する注文なのだそうです。
プロの料理人が読むような海外の料理本などから新しい品種の情報収集をし、常に新しいチャレンジをされています。
(写真)受注は完全にシステム化されており、葉1枚単位での注文に対応しています。
(写真)紫色のLEDライトは色によって効果が変わるためこの配色になっています。
そのほかにも生産時のさまざまな工夫を教えていただき、非常に勉強になりました。
(写真)どちらも同じ品種ですが、始めに生長した葉は左の写真のように丸くなり、あとから生長した葉は右のようにギザギザになるそう。
納品先は右のギザギザを求めているため、左の葉は除去しています。
②JA糸島
次にJA糸島の園芸流通センターを見学しました。
このセンターでは野菜、果実、花きの選果が行われています。
この日はトマトや胡瓜、苺、花きの選果を見ることが出来ました。
今回施設を案内いただいた小川考査役からは
産地と市場の連携の重要性をお話いただき、新入社員にとって貴重な経験となりました。
③ウラタ農園
最後にウラタ農園さんを訪れました。
ウラタ農園さんは当社の水菜取扱高1位の出荷団体です。
選果の様子やハウスを見せていただきました。
ウラタ農園さんは現在、水菜、ほうれん草、スイートコーンにて「Asia GAP」を取得されています。
※Asia GAP … ASIAGAPは、GFSI(Global Food Safty Initiative)から承認を受けたGAP認証制度です。
食品安全、環境保全、労働安全、人権福祉、農場運営の要素を含んでいます。
安心安全な青果物を生産されるための工夫が至る所で見られました。
1日かけての産地研修はコロナ後初でした。
新入社員にとってとても有意義で刺激のある1日になりました。
ご協力いただきました3団体の皆様、誠にありがとうございました。
生産者の皆様に寄り添った営業社員を目指し、精進してまいります。