お知らせ

TOPICS

第39回全国わさび品評会及び生産者大会が開催されました

全国わさび生産者協議会がわさび生産者の連帯や技術交換、わさびの消費拡大を目的に開催している「全国わさび品評会」「全国わさび生産者大会」。今年は当市場で「第39回全国わさび品評会」が開催され、生産者の想いがこもったわさびが場内にズラリと展示されました。

主催:全国わさび生産者協議会 

会員県:岩手、栃木、群馬、東京(奥多摩)、新潟、山梨、長野、岐阜、静岡、鳥取、島根、山口 12県

 

 

(品評会の様子)

●全国わさび品評会とは?

「根わさびの部」と「畑わさびの部」があり、毎年実施されています。全国から約300点が出展されます。

●全国わさび生産者大会とは?

 3年に1度実施されており、わさびの効能などの講演会を行うほか、全国のわさび生産者交流会などが行われます。

 

 

(場内展示の様子)

 

わさびは数少ない日本固有種で、栽培をはじめたのも日本です。一定の水温と水量、透水性の高い土壌、柔らかな日差しなど環境条件を満たさなければ育たない、栽培適地が限られる植物なのです。根茎先端は細胞が古く、茎に近い方は細胞が新しく新鮮なので、軟らかく、香りが良く、色も鮮やかです。中央付近は辛味、風味、粘りのバランスが良いといわれています。生わさびをすりおろして食べる場合、葉茎の付いていた根茎上部からすりおろす方が良いでしょう。

わさびは細胞を細かくすりおろすことでより辛味がでます(おろす面に少しお砂糖を付けると浸透圧で細胞を破壊し、より辛くアクをやわらげる効果が得られるそうです)辛みや香りを味わいたい方はおろしたてを、辛みや苦味が気になる場合は、少し時間をおいて食べるのがオススメです。(参考:一般社団法人 日本わさび協会

 

日本の食を支え続けてくれているわさび。生わさびを手にとる機会は少ないかもしれませんが、おろしたての生わさびは、香りも味も格別です。実は非常に奥深いので、是非魅力を感じてみてください!

 

(担当:野菜2課)