2016.12.13もうすぐ冬至です!「ゆず」集中販売について
今年の冬至は12月21日
冬至は北半球において太陽の高さが1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなります。1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。そこで冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。
中国や日本では冬至は太陽の力が一番弱まる日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり陽にむかう日という意味の「一陽来復」とも言い、この日を境に運が上向くとされていました。
なぜ南瓜を食べるの?
さらに運がよくなるようにと「ん」がつく物を食べていたのです。これを「運盛り」と言うのですが、特に運盛りに食べられていたものは、れんこん、だいこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)です。
これらは「ん」が2つ入る物として好んで食べられていたとされています。
では、かぼちゃはどうなのでしょう?
冬至と言えばかぼちゃを食べるというのが当たり前のように刷り込まれていますが、かぼちゃには「ん」が付いていません。
これは、かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」となります。
すなわち、なんきん、で「ん」が2つ付いているのです。
さらにかぼちゃは本来は夏野菜です。
貯蔵が効くので冬まで美味しく食べられるのもそうですが、元は南方から渡ってきた野菜である事から、夏や南は陽の気を持つものとして一年でもっとも陰(太陽の力が弱い日)に陽を多く含む物を食べるという意味もあるそうです。
なぜ柚子湯に入るの?
運を呼び込む前に体を清めるといった意味があったからです。昔は今と違って毎日のようにお風呂に入らなかったので、お湯に浸かる事自体がお浄めの意味があったようですが、そこにさらに香りの強い柚子を入れる事によって、邪気を払うといった意味もあったようです。
また、融通が効く湯治=柚子が効く冬至
といった語呂遊びの要素もあったと言われています。
ゆずの集中販売は12月16日(金)です。 担当:野菜3課 根本